ほしくず
スプレーアートで銀河を描き、星に関連する和歌三首を仮名文字で書き上げました。 5年前から取り組んできたこのスプレーアート。書とは違ったアートな世界ではありますが、この銀河スプレーアートに取り組んでいくなかで、仮名文字は儚く、落ち着いた流麗な字で、幻想的な世界を壊さず、スプレーアートとよく調和すると感じてきました。スプレーアートと書のこの世界が私はとても心地よいのです。
和歌の解説
建礼門院右京大夫
『 月をこそ 眺めなれしか 星の夜の 深きあはれを こよひ知りぬる 』
【意味】月ばかり眺め慣れていたけれど、星の夜にも深い趣があるのだと今夜知った。
永福門院
『 くらき夜の 山松風は さわげども 梢の空に 星ぞのどけき 』
【意味】暗い夜の山の松に吹きつける風は音を立てさわがしいが、その梢から見える空の星は穏やかだ。
作者不祥
『 月ならぬ 星の光も さやけきは 秋てふ空や なへてすむらん 』
【意味】月のみならず、星の光もまた清くて、秋の夜空を澄んだものにしているのだろう。
販売
価格:15,000円 (4枚セット価格)
1作品のみ 4,000円
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